Mixhostは、正直WordPressやレンタルサーバー初心者には、ややハードルが高いレンタルサーバーです。その理由や他社との比較を解説していきます。
→初心者向きレンタルサーバー比較おすすめ2021最新。重要5項目!
Mixhostが初心者に向かない5つの理由
Mixhostが初心者向きではない理由5つ
- 初期ドメインがもらえない
- 無料お試しができない(返金条件もややこしい)
- Q&Aに図が少なく分かりづらい
- セキュリティの対処が自分で必要
- 料金的にも他社にもっと良いのがある
Mixhostのデメリット1:初期ドメインがもらえない
通常他のレンタルサーバーでは、必ずと言っていいほど、初期ドメインという無料で使えるドメインがもらえます。この初期ドメインは契約し続けてる限りずっと無料で使えるドメインの事です。
例えば、Xサーバーであれば、〇〇.xsrv.jpというドメインが最初に付与されるため、まだドメインを持っていなくても、その初期ドメインを使ってWordPressのインストールをしてみたりと、自由に使う事ができます。
Mixhostも以前は初期ドメイン付与があったのですが、現在はもらえなくなりました。
ゆえに、Mixhostを契約するには、ドメインを買っておく、もしくは契約時に買う必要があります。
Mixhostにはドメインプレゼントもあるが・・
Mixhostを12ヶ月以上契約すると、契約期間中ずっと無料のドメインをもらう事ができます。
なので、12ヶ月以上契約にしつつ、同時にドメインも申込む事で、無料でドメインをゲットが可能です。
しかし、これに申し込むとデメリットもあります。
というのも、Mixhostには、30日間の返金保証が付いているのですが、
返金を使った場合、このドメイン代は引かれます。
例えば、.shopなら、3938円が返金から引かれてしまうんです。
そう考えると、気軽に使える制度ではないと感じますよね。
Mixhostのデメリット2:無料お試しができない(返金条件もややこしい)
また、Mixhostには、初心者には必須とも言える無料お試し期間が付いてません。
無料お試し期間 | |
Xサーバ | 10日間 |
wpXシン | 10日間 |
ロリポップ | 10日間 |
ColorfulBox | 30日間 |
Conoha WING | なし |
Mixhost | なし |
ごらんの通り、他社では無料お試しが付いてる事がほとんどなのですが、Mixhostには付いていません。
無料期間がない上に、初期ドメインもないとなると、これからWordPressを試してみたい初心者にはあまりにも敷居が高いと言えます。
Mixhostには返金保証もあるが・・
Mixhostには30日間の返金保証も付いてます。
しかし、細かなルールがあるので、間違えると戻ってきません。
例えば
- 銀行振込の場合は2200円の手数料がかかる(クレカ払いの場合はかからない)
- ただちに解約を選び、サポートに連絡する必要がある(期限末で解約を選ぶとダメ)
- 無料ドメインをもらった場合は、ドメイン代が引かれる
こういった制約があるため、特に銀行振込払いで申し込んだり、無料ドメインをもらっている場合は、返ってくる金額が減るかゼロになるので注意が必要です。
Mixhostのデメリット3:Q&Aに図が少なく分かりづらい
初心者にも分かりやすく人気のエックスサーバーやロリポップだと、Q&Aや自社マニュアルもものすごく充実してます。
「エックスサーバー」や「ロリポップ」でググると、自社Q&Aだけで、Google検索数ページ分が先頭に出てきて、ブロガーの解説ブログが出てこないほどの充実っぷりです。
解説もどれも図解で非常に細やかで、初心者でもそれを見れば迷わない作りになってます。
しかし、対してMixhostは、同じようにQ&Aがあるとはいえ、図は少なく、正直分かりづらいです。
これだとサーバー慣れしてる玄人じゃないと厳しいと感じます。
Mixhostのデメリット4:セキュリティへの対処が自分で必要
またMixhostは、セキュリティが他社ほどガチガチの設定ではないんです。
例えば、Xサーバーであれば、何も設定していなくても、サーバー内のフォルダ階層などはブラウザから見えないようになっていて、
悪意のあるハッカーなどがアクセスしようとしても、403 Forbiddenを返す仕様になってます。
しかし、Mixhostの場合は、自分で設定しないと、FTPのフォルダ階層がブラウザから見えてしまうようになってます↓
そのままにしておくと、見られたくない情報が見られてしまう事にもなりかねません。
そういう事もあって、サーバーの設定慣れしてる玄人なら大丈夫でしょうが、初心者にはとてもおすすめできないと感じます。
Mixhostの料金は初心者が入りやすいか?
では、Mixhostの料金を他社類似プランと比べてみましょう。
まず、Mixhostと同じく、CPUコア数とメモリがプランごとに分けられてるタイプであるColorfulBox、wpXシンとを比べてみます。
1年契約した場合
1年契約した場合の合計額(1年分) | CPU コア数 | メモリ | 容量 | |
Mixhost(スタンダード) | 12936円 | 4 | 4GB | 250GB |
ColorfulBox(Box2) | 13992円 | 4 | 6GB | 300GB |
wpXシン(ベーシック) | 10560円 (CashBackで5280円) | 6 | 8GB | 300GB |
Mixhost(プレミアム) | 6 | 8GB | 350GB | |
ColorfulBox(Box3) | 23496円 | 6 | 8GB | 400GB |
wpXシン(プレミアム) | 8 | 12GB | 400GB |
あとMixhostスタンダードの4GBメモリというのはかなり少ない。単一サイト運営なら良いけど、複数サイト運営だと正直厳しい。
どれくらいメモリが必要かの参考にはこちらの記事を参照
→【注意】ColorfulBoxで複数サイト運営、隠れたデメリットとメリット。
(CPUコア数に関しては、多けば同時処理に強くなるので、複数サイト運営する場合は多い方が速度が落ちにくいです)
ただ、スペックでも料金でもさらにお得なのがwpXシン・レンタルサーバーです。
MixhostとColorfulBoxがLiteSpeedを使っているのに対して、
wpXシンはNginx+KUSANAGIサポートという環境になっています。
実際、NginxとLiteSpeedのレンタルサーバーの速度を計測しているのですが、
→エックスサーバーとwpXシンの速度対決!Nginx vs Nginx+KUSANAGI
→XサーバーとColorfulbox速度対決!Nginx vs LiteSpeed
正直、速度にほとんど違いはありませんでした。ただLiteSpeedは若干サイトのカスタマイズに対してバグが出やすいというデメリットを感じてます。
他のメモリ共用型のレンタルサーバーとの料金比較
1年契約した場合
1年契約した場合の合計額(1年分) | |
Mixhost(スタンダード) | 12936円 |
Mixhost(プレミアム) | |
Conoha(ベーシックパック) | 11172円 |
Xサーバ(スタンダード) |
この場合、ConoHa WINGが一番安くなります。特に複数サイト運営を考えているのであれば、Mixhostのスタンダードだと明らかにメモリ不足であり、複数サイトに強いConoHa WINGやエックスサーバーの方が満足行く結果が出ると言えます。
1~3サイト程度の少数サイトであれば、Mixhostの方が独立したメモリとCPUを使ってる分、速度はより安定すると言えます。
今回出てきたサーバー同士の詳細な比較は
→初心者向きレンタルサーバー比較おすすめ2021最新。重要5項目!
→WP最新人気レンタルサーバー比較2021失敗しない7項チェック
Mixhostは初心者向き?結論
Mixhostは実際、大量アクセスがある人気ブログのオーナーからは、大量アクセスに強いと絶賛されているサーバーなのですが、
そうでない初心者が始める場合は、無料お試しがないMixhostを選ぶ理由があまりないと思います。
もっと操作が簡単で、無料お試しもあって、安心して始められるレンタルサーバーは他にもあるので、ぜひ後悔なきよう、よく比較してみてくださいね。
→初心者向きレンタルサーバー比較おすすめ2021最新。重要5項目!
→WP最新人気レンタルサーバー比較2021失敗しない7項チェック