Conoha Wingは、サイト表示スピード国内最速を名乗るレンタルサーバーで、
同じくサーバー速度No.1を名乗るエックスサーバーより料金も若干安い事もあり、
乗り換える人も増えてます。
乗り換えや新規でConoha Wingを契約しようと考えてるなら、後悔なきよう必ずチェック!
失敗!評判のConoha Wingのデメリット6点
気になったのはこの6点
- PHPのバージョンがドメインごとに設定できない
- 無料お試しができない
- ググっても情報が少ない
- 新会社ゆえに安定性に不安(やらかしアリ)
- 自動更新設定が1ヶ月も前と早すぎる
- バックアップからファイルの取得ができない
Conohaデメリット1:PHPのバージョンがドメインごとに設定できない
Conoha Wingを使ってみて、1番びっくりしたのはこれでした。
Conoha WingではPHPのバージョンがドメインごとに設定できないんです。
例えば、
- abc.comはPHP7.4
- def.comはPHP5.6
のような事ができず、abc.comをPHP7.4に設定すると、自動的にdef.comなどの他のドメインもPHP7.4に変わってしまうんです。
レンタルサーバー | PHPバージョン割当 |
ColorfulBox | サブドメイン単位 |
エックスサーバー | ドメイン単位 |
ロリポップ! | ドメイン単位 |
ConoHa WING | サーバ単位 |
上の表を見れば分かる通り、ライバルのXサーバーやロリポップではドメイン単位で変更できますし、ColorfulBoxにいたってはサブドメイン単位で変更できます。
例えば、
- 古いサイトはプラグインやテーマがバグらないように古いPHP
- 新サイトは高速にするため、最新のPHP
といったように設定したくても、
Conohaだとこれができないので、最新のPHPに1サイトを変更した場合、他のサイトも最新PHPに勝手に切り替わってバグる可能性が出てきます。
ConohaでPHPバージョンをドメインごとに設定するには?
Conoha Wingで、どうしてもPHPバージョンをドメインごとに設定したい場合は、
もう1サーバー借りるしかありません。
つまりConoha Wingを2サーバー契約するという事です。料金ももちろん倍になります。
気軽に最新のPHPをテストサイトで試したりが難しいので、ちょっとこれはデメリットだなと思いました。
新規なら、デメリットにならない
サーバー引っ越しではなく、単純にこれから新規でWordPressを始めたいなら、最新のWordPressと最新のPHPを使えば良いので、この点は気にしなくて良いでしょう。
複数サイト作る場合も、全部最新版で始めれば問題なしです。
本来は常に最新安定版を使うべき
本来はPHPのバージョンは常に最新安定版(サーバーの推奨バージョン)を使うべきです。
というのも、その方がセキュリティも高いうえに、高速表示ができるからです。
ただ、まれに、使ってるWordPress本体バージョン、テーマやプラグインなどが動かなくなったりがあるので、旧バージョンのPHPを引き続き使いたい時も出てきます。
ただ、これはあくまで延命処置であり、
Conoha以外のレンタルサーバーでも、
すごく古いバージョンは徐々に使えなくなっていきます。
例えば、現在の最新PHPは8ですが、他サーバーでもPHP7、6、5は使えても、4、3、2、1はもう使えません。
なので、1番良いのは、常に最新(推奨)バージョンを使い、
バグが出たらWordPressも別のテーマやプラグインに切り替えたり、バグをググって直したりなどして、常にサイトをアップデートしていく事が大切です。
Conohaデメリット2:無料お試しができない
Conoha Wingのデメリット2は、他のレンタルサーバーのように無料お試しができないという点です。
無料お試し期間 | |
エックスサーバー | 10日間 |
wpXシン・レンタルサーバー | 10日間 |
ロリポップ! | 10日間 |
ColorfulBox | 30日間 |
ConoHa WING | なし |
例えば、Xサーバーやロリポップなら、クレカ登録不要で10日間の無料お試しが契約前にできるので安心なんですが、Conoha Wingにはそれが残念ながらないんです。返金もできません。
100円で試して、他サーバーより得する方法が実はある
ただ、Conoha Wingは、ジュース1本程度でお試しした上に、実際に契約した時に他サーバーより得できる方法があります。
- 時間課金プランで契約し
- 最大1ヶ月分無料期間をもらう
という2つを組み合わせる事で、結果少額で試せて、気に入ったら他サーバーより得するなんて事ができちゃいます。
時間課金プランで契約
Conoha Wingには、通常プランとパックプランがあり、通常プランは1時間単位の課金システムになってます。
1時間使うと2.2円課金されるんです。
- 半日だけ試したなら、26円
- 24時間試したなら、53円
- 3日間試したなら、159円
- 5日間試したなら、264円
- 1週間試したなら、370円
そう通常プランなら、こんな感じで、初期費用なしで使った時間だけ払って解約ができるんです。
なので、試さずに契約するのがどうしても不安なら、まずは、時間課金(通常プラン)で契約してみれば、神社にお賽銭入れる程度の金額でお試しできちゃいます。
最大1ヶ月分の無料期間をもらう
さらに、Conoha Wingは、格安のパックプランだと契約月は無料になるんです。
どういう事かというと、
例えば
あなたが8月5日にConoha Wingのパックプランを1年契約したとしましょう。
すると、8月5日~8月31日までは無料期間となり、実際の1年契約が始まるのは9月1日になります。つまり、この場合、26日間が無料で使えちゃうんです。(なので月初め契約なら最大31日間無料になる)
なので、上のパターンの場合、1年契約で、1年+26日間使えるというわけです。
しかもConoha Wingは初期費用が無料。
これがXサーバーなら、初期費用が3300円かかりますから、
その3300円分程度がConoha Wingなら無料だと考えると、無料お試しがないとはいえ、初期費用があるサーバーを契約するより、なんだかんだお得ですよね。
なので
- まずは時間課金250円程度で5日間位試してみる
- OKなら、パックプランに変更
- 変更すると、その月は無料期間になる
という具合に、時間課金で少額で試して、気に入らなかったら解約。気に入ったらパックプランに変更で、その月は無料期間として頂く。
という感じにすると、むしろ他のレンタルサーバーよりかなりお得になると言えます。
Conoha Wingは、管理画面から気軽に、料金タイプやプランの変更ができちゃうので、その辺もとても便利です。
Conohaデメリット3:ググっても情報が少ない
Conoha Wingのデメリット3つ目は、現状はググっても情報があまり出てこない事です。
というのも、Conoha Wingはまだできたばかりのレンタルサーバーなんです。ゆえに、まだまだ使ってる人も老舗のXサーバーやロリポップなどと比べると少ないです。
なので、なにか使い方が分からなくて、ググった時の情報の出方が少ないんです。
初心者はググって出ないと挫折する・・
これは、もしあなたがレンタルサーバー初心者だったり、WordPress初心者だと結構つらいです。
なので、レンタルサーバー初めて、WordPress初心者、難しい事は苦手という場合は、
ググった時の情報が多い、老舗のエックスサーバーやロリポップ!の方が挫折する可能性が大幅に減るので良いと言えます。
→Xサーバーはブログ初心者向き?他社に劣る部分も正直に解説!
→ロリポップサーバーの評判。80万アクセスあるブログを運用してみて感じた事(Xサーバとの比較も)
Conohaデメリット4:まだ新しい会社なので、安定性が不安
Conoha Wingは、新鋭のレンタルサーバーです。ゆえにサーバーの安定性にやや不安があります。
このように、大規模障害が発生してしまう事もあり、場合によっては自分のサイトが長時間表示されなくなってしまいます。
これは正直、どこのレンタルサーバーでもある事なんですが、
こういった長時間の大規模障害が老舗Xサーバーだと今までずっとないので、
Conoha Wingでは安定性の面が一抹の不安材料と言えます。
Conohaデメリット5:自動更新設定が1ヶ月も前と早すぎる
Conoha Wingは、クレジットカードで契約した場合、自動更新設定が勝手にONになります。
例えば、3ヶ月の契約をしたら、3ヶ月後に自動的にまた3ヶ月の契約が締結されるようになってるという事です。
まぁ、この自動更新設定については、どこのレンタルサーバーにもあるんですが、
ちょっとデメリットだなと感じたのは、1ヶ月も前に契約が更新されるという部分です。
例えば、契約終了が11月31日の23:59時なら、自動更新は11月1日に実行されます。
自動更新のOFFの仕方
画像のように、サーバー管理→契約情報から自動更新はOFFにできます。
Conohaデメリット6:バックアップからファイル取得ができない
Conoha WINGには、過去7日間分のバックアップが自動で取られています。
上の画像のように、自動バックアップのリストから、リストアを選ぶ事で、前日以前の状態に完全にバック(復元)する事ができます。しかも無料で使えます。
ただ、実の所、他のレンタルサーバーだと、もっと便利なんです。
例えば、Xサーバーを例に取ると、「取得」と「復元」の2種類があります。
リストア(復元)だけでなく、過去の日付のファイルのダウンロードもできるんです。
例えば、htaccessというファイルを誤って削除してしまったとしましょう。
このたった1つのファイルを復元するために、全サイト1日前に戻す事は正直やりたくないですよね。
今日行った変更が逆に消えちゃいますから、本日分のバックアップを全サイト手動で取り直す必要が出てきますし。
なので、XサーバーやwpXシン、ColorfulBox、Mixhostなどのレンタルサーバーだと、復元以外にも、過去の日付のファイルをダウンロードする事ができるようになってるんです。(ロリポップもできるが、ロリポップは有料オプション)
Conoha WINGはXサーバーより安いのが売りだけど、安い分、細かい部分が雑だったりするから注意が必要なんだ。
→WP最新人気レンタルサーバー比較2021失敗しない7項チェック
評判のConoha Wingのメリット。他サーバーと比べてここが便利!
ここからは、Conoha Wingのメリットを見ていきましょう。
- サーバーマイグレーション機能で速度安定
- サイトコピー機能が便利
- 他社より料金でお得
Conohaメリット1:サーバーマイグレーション機能で速度安定
Conoha Wingには、サーバーマイグレーションという機能があります。
これは、自分のサイトが入ったサーバーが混雑している場合、他の混雑してないサーバーに移動できる機能です。
例えば、自分のサーバーが異常に混み合ってると、リソースを分け合って使ってるため、サイト表示速度が落ちてしまう可能性があります。
そんな時は、このサーバーマイグレーションが使えるので、
他者の影響を受けにくくなります。
Conohaメリット2:サイトコピー機能が便利
Conoha Wingには、WordPressサイトを簡単にコピーする機能があります。
例えば、本番サイトで、新しいテーマを使いたい時などは、
ミラーサイトを作って、先にちゃんと動くかテストしたいですよね。
それが、プラグインなどを使わなくても簡単にできるようになっているので、
すごく便利なんです。
Conohaメリット3:他社より料金でお得
そして、なんといっても、Conoha Wingは、料金が他社と比べてもかなり安い部類に入ります。
1年契約した場合
初期費用 | 1年契約時の1月辺りコスト | 最初に払う金額(1年分) | |
Xサーバ(スタンダード) | 無料 | ||
wpXシン(ベーシック) | 0円 | 10560円 (CashBackで5280円) | |
ロリポ(ハイスピード) | 0円 | 825円 | 9900円 |
Conoha(ベーシックパック) | 0円 | 931円 | 11172円 |
Colorful(Box2) | 0円 | 1166円 | 13992円 |
スペックが近いプラン同士で比較すると、ロリポップには負けますが、それでもXサーバーやColorfulBoxと比べて安いです。
→WP最新人気レンタルサーバー比較2021失敗しない7項チェック
→wpXシンとエックスサーバー比較6項目。安くて速くなるの真実教えます!
Conoha WINGって評判通りにほんとに速いの?
そもそも、Conoha Wingを検討しているあなたは、「Conohaは国内最速と聞いた」「Conohaに変えたら表示速度が上がったと聞いた」からではないでしょうか?
サイト表示速度はそんなに本当に速いのかは、下の記事でガチ対決してます。
→XサーバーとConohaガチ速度対決2021!速いのはどっち?
結論を言えば、Xサーバーと変わらなかったです(爆)。
当サイトで速度計測した結果では、少ないサイト数であればwpXシン、沢山サイトを量産して入れる場合はXサーバーが1番速いという結果が出てます。
→XサーバーとColorfulbox速度対決!LiteSpeed困った・・
Conoha Wingの評判、デメリットとメリット まとめ
というわけで、まとめると
Conoha Wingのデメリットは、
- PHPのバージョンがドメインごとに設定できない
- 無料お試しができない
- ググっても情報が少ない
- 新会社ゆえに安定性に不安
- 自動更新支払いが1ヶ月も前に実行される
- バックアップからファイル取得ができない
Conoha Wingのメリットは、
- サーバーマイグレーション機能で速度安定
- サイトコピー機能が便利
- 他社より料金でお得
という感じでした。
複数サイト運営で上のデメリット6つをカバーしたいなら、やっぱりエックスサーバー。
逆に5サイト以下の少ないサイト数で料金を安く、国内最速スピードを享受したいなら、wpXシン・レンタルサーバーの方が向いてるよ。
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サーバー選びで迷ったら、ぜひ下の記事もチェックしてみてください。
→WP最新人気レンタルサーバー比較2021失敗しない7項チェック