というわけで、実際にロリポップのハイスピードプランで速度測定してみました。
NginXでサーバー速度No1を謳うエックスサーバーと同じような速度が果たして出るのかを測定してみました。
→初心者向きレンタルサーバー比較おすすめ2021最新。重要5項目!
【スマホ編】ロリポップハイスピード(LiteSpeed)とXサーバーの速度比較
まず、ロリポップとエックスサーバーに全く同じサイトをインストールして、SiteSpeed Insightsで測ってみました。
複数回測り、1番良かったスコア同士で対決させてみます。
モバイルの速度
な、なんと、ロリポップが、サーバー速度No.1を謳うXサーバーより良いスコアに!?
しかし、これ、よく見るとどうも裏があるようです↓
というのも、ラボデータのFirst contentful paint と total blocking time では、エックスサーバーが勝ってますし、
その下のツリーマップを見ると、
ロリポップは5マス目でやっと描写が開始。対してXサーバーは3マス目にはもうファーストビューが完成してます。
つまり、実際の描写は明らかにXサーバーの方が速いはず!?
で、その下の改善できる項目を見ると、ロリポップは、10回測定したら9回は「最初のサーバー応答時間を速くしてください」の項目が出て、平均0.79秒の遅延が出ます。
逆にエックスサーバーは、「サーバーの応答時間」警告は、20回測定して1回出るかで、ほとんど遅延はありません。
【再測定】ロリポップ対XサーバーをWebPageTestで速度計測した結果・・
どうもしっくりこないので、WebPageTest.orgで、東京のスマホから読み込んだ場合という条件で、測り直してみました。
すると・・
これを見れば分かる通り、実際は0.7秒ほどロリポップは遅れて表示されてるんです。
スマホの体感速度でもロリポップはやっぱり遅い!?
実際に私がキャッシュを消したスマホブラウザでそれぞれのサイトを読み込んだ時の体感速度をチェックしたのですが、
やはり、10回やって、9回はロリポップの方が1テンポ(約1秒)遅れて表示が完了する様子でした。
ただ、結局サーバーが脆弱なせいで、実際の体感速度は明らかにエックスサーバーなどの高速サーバーより遅いという結果だった。
いくらスコアが良くても、実際にサイトを見るのは人です。
実際の表示速度が遅ければ、離脱率も上がります。Amazonではサイト表示が0.1秒遅れるだけで1%の売上が減少するというデータもあるくらいです。そういう意味ではXサーバーの方が離脱を防げるという事になります。
→ロリポップより安いのに、Xサーバーより速い!?wpXシンの性能がヤバすぎた
【PC編】ロリポップハイスピード(LiteSpeed)とXサーバーの速度比較
では、今度はPCでの表示速度を対決させてみましょう。
スコアは同じ。ラボデータを見ると、First Contentful PaintやTime to interactiveを見ると、ロリポップの方が良いスコアです。
しかし、ツリーマップを見ると、ロリポップが4マス目で表示開始してる所、Xサーバーは3マス目でファーストビューが完成してます。
そして、やはり複数回測ってほぼ毎回ロリポップでは「サーバーの応答時間を速くしてください」という警告が出て、0.6秒前後読み込みに遅延が起きていました。
というわけで、WebPageTestで、東京のクロームブラウザから読み込んだ場合の速度も測ってみました。
やっぱり平均0.6秒くらいロリポップの方がXサーバーより読み込み速度が遅いという結果になりました。
PCの体感速度ではロリポップとXサーバーで違いは!?
キャッシュを消したPCブラウザで体感チェックしてみましたが、やはりロリポップが1テンポ遅れて表示されました。
ロリポップのハイスピード(LiteSpeed)は本当に速い?・結論
ロリポップのハイスピードプランは、確かにLiteSpeedサーバーを使ってるだけあって、Apacheを使ってるライトプランやスタンダードに比べれば速いのは事実でした。
他の高速サーバー達と肩を並べる速さになってるのも事実。
しかし、やはり格安サーバーというだけあって、肝心のサーバー本体が脆弱なようで、
どうしても毎回サーバー遅延が出てしまいます。
そのせいで、他社サーバーより1テンポ遅れて表示されてしまうというのも今回測ってみて分かりました。
というわけで、ロリポップのハイスピードプランの速度比較でした。