- Xサーバーはnginx(エンジンエックス)
- ColorfulboxはLiteSpeed(ライトスピード)
をそれぞれ採用していて、最近は「LiteSpeedの方が速いよ~」なんて声もちょこちょこ聞きますよね?
というわけで、実際にXサーバーとColorfulboxの両方に全く同じWordPressブログを入れて、速度比較してみました。
というか、意外過ぎる展開でズッコケたので、共有していきます。
【トラブル】ColorfulBoxのLiteSpeedがそもそも使えない件
ColorfulBoxで採用されているLiteSpeedサーバーには、高速化機能があります。
まず、サーバー側でキャッシュを効かせて高速化する、LiteSpeed web Cache。
さらに、WordPressプラグインのLiteSpeed Cache。
この2つを使う事で、サーバー側とWordPress側両方でさらなる高速化が可能になってます。
だがしかし・・
LiteSpeed Cacheって、結構バグるんです(汗)。
上の画像のようにヘッダーが消えたり壊れたりと、まともに表示できないんです。
プラグイン側にはどこまでキャッシュを効かすかの細かな設定もあるんですが、
全部OFFにしてもバグが出ちゃってます(汗)。で、プラグイン停止すると直ります・・
ロリポップのLiteSpeedプランでは、プラグインだけならバグらなかったが(サーバーキャッシュまで使うと同じくバグったけど)、やっぱダメみたい・・
ブラウザによってもバグの出方が異なるので、バグチェックがそもそもとしてLiteSpeed Cacheは大変ですね。Firefoxでバグらなくても、Chromeでバグったり、Safariでバグったり・・
→Xサーバーよりも安いのにさらに速い!?wpXシンを比較対決!
LiteSpeed CacheでバグりやすいWordPressテーマは?
- AFFINGERだとバグりがち(特にロゴ画像が壊れる)
- Cocoonはバグったりバグらなかったり(独自高速化設定とバッティングしなければOK)
- Simplicity2は、パージ(キャッシュ削除)ボタンが不能になったり、モバイルでデスクトップが表示されたり、デスクトップでサイドバーが消えたりする。
という事で、速度比較は、あくまでバグらないセッティングで対決させます。
XサーバーとColorfulbox、WordPress表示速度比較【スマホ編】
ではまず、スマホ表示させた時の速度対決です。
前述の通り、ColorfulBoxでサイトにLiteSpeed Cacheを使うとバグるので、XサーバーとColorfulBox双方にAutoptimizeという高速化プラグインを入れて測定しています。
スコアはどちらも81。ツリーマップを見ると、Xサーバーが3マス目で読み込み完了しているのに対して、ColorfulBoxは3マス目で半分読み込みなので、Xサーバーが体感では分からない程度で速そうです。
ColorfulBoxはサーバー速度警告が出る!?
ひとつ気になったのは、ColorfulBoxはSiteSpeed Insightsで複数回計測してる際、3、4回に1回くらいの確率で、
最初のサーバー応答時間を速くしてください警告が出てしまっていた事です。しかも1秒以上ってかなり酷いです。(ロリポップより酷い遅延・・)
そもそもColorfulBoxは、CPUとメモリが最初からプランによって決まっているので、他者の影響を受けないはずです。
なので、他の利用者に大量アクセスがあろうが、速度が落ちる事は本来はないはず・・
もちろん、自分が上限までメモリやCPUを使ってれば、速度は落ちますが、
この辺もエックスサーバーの方がどの時間でも安定的に同じ速度が出るので、優れていると感じました。
→【得技も】Xサーバーの新規(無料お試し)申込手順とWPインストまで全部図解!
ColorfulBox対Xサーバー、WebPageTestで再計測
SiteSpeed Insightsだけだと、あまり違いが分からなかったので、WebPageTestというサイトで、東京からスマホアクセスがあった場合の速度を計測してみました。
結果は↓
Xサーバーが0.37秒ほど平均でColorfulBoxより速く表示されてるという結果でした。
XサーバーとColorfulbox、WordPress表示速度比較【PC編】
次にPCでの表示速度を比較してみます。
どちらもスコアは98。ラボデータでは、微妙にXサーバーが上回っているのと、ツリーマップの読み込みもColorfulBoxが3マス目で半分読み込みの所、Xサーバーは3マス目で読み込み完了しています。
WebPageTestの平均表示スピードでは、ColorfulBoxがXサーバーより0.2秒ほど表示が遅いという結果に。
誤差ですが、軍配は、NginX搭載のXサーバーに。
→XサーバーにKUSANAGIサポートしたwpXシンは本当にさらに速いのか?
LiteSpeed Cacheをちゃんと使えばColorfulBoxの方が速い説
という意見もあると思ったので、LiteSpeed Cache をON、サーバー側のLiteSpeed web CacheもONでスマホ表示速度を測ってみました。
(スマホ表示ではバグが出ないが、PC表示だとLiteSpeed ONで時々バグが出るサイトでスマホ速度計測してます。本当に速くなるのかを確認するために、この設定でやってみました)
というわけで、WebPageTestでも速度計測してみます。
0.38秒エックスサーバーの方が速く読み込み完了してます。
そもそも、表示が崩れるんじゃ、仮にXサーバーより速くてもお客さんは閉じてしまう。結局安定的に高速表示されるXサーバーを使った方が、お客さんの離脱を防ぐ事ができる。
ColorfulBoxは大量アクセス時も速いのか?(メモリ問題)
「LiteSpeed採用サーバーの方が速い」みたいな噂が一時期飛び交ってましたが、実際は「大量のアクセスが来た時に捌く事に長けているのがLiteSpeed」というのが正しい解釈と言えます。
なので、LiteSpeedを採用しているColorfulBoxは、大量アクセスがあるサイトでも、高速表示し続ける十分なパワーがあると言えます。
しかし、1つ難点があります。それは、もしあなたが3サイト以上など、複数サイトを1アカウントで運営している場合、メモリが足りなくなるという問題です。
というのも、Xサーバーと違って、ColorfulBoxはメモリ割り当てが明確に区切られていて、複数サイトを運営していると、メモリをあっという間に使い切ってしまうという問題があるからです。
大量アクセスを捌く力で、仮にLiteSpeedの方がnginxより優れているとしても、
メモリが不足してしまっては結局速度が落ちますし、先にサイトが落ちてしまうでしょう。
この辺は大量アクセス時にメモリを融通してサイトダウンを極力避けてくれるXサーバーの方が優れているといえます。
この点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→【注意】ColorfulBoxで複数サイト運営、隠れたデメリットとメリット。
ColorfulBoxはhttp/3に対応済みなため、近い将来さらに加速!?
今回結果はXサーバー勝利でしたが、実はColorfulBoxはhttp3という新規格にすでに対応済みです。
実際にhttpsのWordPressサイトをチェックしてみると、QUICとhttp/3サポート済みと出ます。
http3は特に外部呼び出しの高速化に優れていると言われていて、例えばGoogle AdSenseのような、サイトを遅くする外部コードを使ってる場合などは、特に高速化の恩恵を受けられる可能性が高まります。
ただ、現段階ではまだまだブラウザ側がhttp3規格に対応できてないため、
この恩恵を受けれてないのが現状です。
そして、現段階ではLitespeedサーバーではhttp3化できるものの、Nginxでは対応できてないため、Xサーバーはhttp3には未対応です。
そう考えると、http3が近いうちにもし普及すれば、速度計測結果はColorfulBoxに軍配が上がるかもしれませんね。
ColorfulBoxとエックスサーバーどっちが速い?・結論
今回計測した結果からは、最高速、安定的に同じ速度、バグが出ないというどの面で見ても、エックスサーバーが優れているという結果になりました。
ただ、値段や他の部分のメリットデメリットを比べると、意見は変わってくるかもしれません。XサーバーとColorfulBoxを価格も含めて下の記事で比較してるので合わせてチェックしてみてください。
→初心者向きレンタルサーバー比較おすすめ2021最新。重要5項目!
カラフルボックスは、半額近い割引になるクーポン配布を頻繁にやってるので、そういったクーポンを使う事で、Xサーバーよりも安く運営する事も可能になります。
また無料お試し期間が30日間もあるので、実際にあなたのサイトでバグが出ないかやメモリ使用量に問題ないかを確認してから契約できるので安心です。
↓
ColorfulBox公式ページ(クーポンと無料お試し30日を今すぐチェック!)
【得有】ColorfulBoxの無料お試し申込手順を全部図解(アダルトも!)
逆に1アカウントで3サイト以上など、複数のWordPressサイトを運営してる場合は、メモリ不足という問題があるので、メモリが柔軟なXサーバーの方が常に安定的に高速表示できて安心です。
↓
エックスサーバー公式ページ(無料お試し10日間と、割引キャンペーンを今すぐチェック!)