結論から言うと、Xサーバーで複数WordPressをインストールして運営するのは全然OKです。
どのプランでも
- 独自ドメイン作成無制限
- サブドメイン作成無制限
となっているため、何サイトでも作る事ができます。
では、他社と比較して、複数サイト運営でデメリットなどはないのかについても合わせて解説していきます。
Xサーバーは複数サイト運営向き?他社とデメリットを比較!
Xサーバーで複数サイトを運営する際のメリットデメリットとして
- ドメイン単位でPHPバージョンを選択できる
- メモリを気にしなくて済む
- 無料ドメインがもらえる(注意点アリ)
- 年間コストとしては若干他社に劣る
こういった部分があります。
ドメイン単位でPHPバージョンを選択できる
Xサーバーの特徴として、PHPのバージョンをドメイン単位で設定できるというのがあります。
例えば、
- abc.com はテストがてら最新のPHP8
- efg.com は高速かつ安定版のPHP7.4
- xyz.com は古いWordPressなので、バグ防止にPHP5.6
のように、ドメイン単位でPHPのバージョンを変える事ができます。
PHPは毎年のように新しいバージョンがリリースされ、新バージョンの方がより高速表示できてセキュリティも高いです。
ただ、WordPress本体のバージョン、テーマやプラグインのバージョンによっては、PHPのバージョンを変えた途端、動かなくなったり、バグが出たりします。
ゆえに、PHPのバージョンをドメイン単位で設定できるというのは大きなメリットになります。
メモリを気にしなくて済む
ColorfulBoxやMixhostなどの一部のサーバーでは、メモリ制限というのがあります。メモリ制限があると、沢山WordPressサイトをバカバカ入れていくうちに、メモリを使い切ってしまって、サイトがまともに表示されなくなってしまう危険があります。
→【注意】ColorfulBoxで複数サイト運営メリットデメリット。実際やってみて浮き彫りに。
対して、Xサーバーの場合は、厳格なメモリ制限はないので、量産サイトアフィリエイトのように沢山WordPressサイトを作って運営しても、問題はありません。
無料ドメインがもらえる
Xサーバーでは、契約すると、永久無料の独自ドメインが1つもらえます。
特に複数サイトを運営する予定なら、ドメインもその分必要になるので、
ドメインが1つでも無料でもらえるのはありがたいですよね。
実際、このドメインはXサーバーを使い続けてる限りは無料。更新料など一切かからないので、とてもありがたいです。
1年無料ドメインも今ならもらえるが・・(ガチな注意点アリ)
で、実は2021年現在、Xサーバーでは、独自ドメイン1年無料特典というのも同時にもらえます。
.onlineや.space といった、ちょっと変わり種のドメインを1つ無料でもらう事もできちゃうんです。つまり2つトータルで無料でドメインがもらえます。
ただし、この1年無料特典ドメインに関しては、注意点があります。
変わり種ドメインのデメリット
まず、この1年無料ドメインは、2年目以降は料金がかかります。ドメインは1年ごとに更新料を払う必要があるため、もし、このもらったドメインでサイトを運営していった場合、2年目から更新料を払う事になります。
で、なにが怖いかというと、こういう.onlineみたいな珍種ドメインは、その更新料が.comや.netなどに比べて、非常に高いんです。
例えば、.comだったら、大体1300円くらいで更新できますが、
ご覧の通り、珍種ドメインの更新料は、大体3000円以上。ものによっては5000円超えもあります。
でもいざドメインを変えるってなると、お客さんに「URL変わったんです」って事前に周知したり、サイト内リンク変えたり、SEOを引き継ぐためにしばらくリダイレクトしとく必要があったり大変なのよ。だから、なんだかんだ毎年高くても泣く泣く更新してたなぁ・・
そういう2年目以降のツケがあるので、複数サイト用として使わず、珍種1年無料は、テスト用として使って、2年目は更新しないで捨てる事がおすすめです。ありがたく永久無料ドメインだけ本番用に使いましょう。
→ドメインの決め方。格安はSEOと隠し料金に注意!名前決めのコツも解説。
年間コストとしては若干他社に劣る
Xサーバーは、年間コストで他社の同型プランと比べても、若干コストが高く付きます。
1年契約した場合
初期費用 | 1年契約時の1月辺りコスト | 最初に払う金額(1年分) | |
Xサーバ(スタンダード) | 無料 | ||
ロリポ(ハイスピード) | 0円 | 825円 | 9900円 |
コノハ(ベーシックパック) | 0円 | 931円 | 11172円 |
カラボ(Box2) | 0円 | 1,166円 | 13992円 |
*Xサーバーはプラン名がX10→スタンダードに変わりました
それぞれの複数サイト運営に対する強み、弱みを比べると、
コスト | メモリ | PHP | 安定性 | |
Xサーバー | やや高め | 制限なし | ドメインごと | 抜群。大規模障害なし |
ロリポップ! | 安い | 制限なし | ドメインごと | ちょこちょこ障害があり、サーバー遅延も毎回出る |
ConoHa WING | 中間 | 制限なし | 全体で1つだけ | 2020年12月に大規模障害あり。その後、悪い噂なし |
ColorfulBox | 中間 | 制限あり | サブドメインごと | 2020年5月に大規模障害あり。その後、悪い噂なし |
ちなみに高速性では、ほぼどこも差はありません。どこも最近は高速です。(ロリポップに限ってはサーバーが弱いため若干遅い)
→XサーバーとColorfulboxどっちが速い?LiteSpeedあれれ!?
→XサーバーとConohaガチ速度対決2021!実は速いのは・・
なので、コストは若干他社より高くても、トータルで複数サイト運営に1番向いてるのはXサーバーと言えます。
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