2つの違いと、WordPressを使った場合のそれぞれのメリットデメリットを、初心者でもよく分かるようにやさしく教えちゃいます。
Conoha WINGとConoha VPSの違いは?
- Conoha Wingは共用のレンタルサーバーです。
- Conoha VPSは、バーチャルプライベートサーバーです。
共用のレンタルサーバーとVPSの違い
共用のレンタルサーバーは、1つのサーバー(マシン)を他のお客さんと一緒に共用して使うタイプのサーバーです。
Conoha WINGや、Xサーバー、ロリポップなどもこの共用レンタルサーバーに入ります。
イメージ的には、すごく性能のいいパソコンが1台あって、それを複数のお客さんで一緒に使ってる感じです。そのパソコンの管理やハッキング対策などは、すべてサーバーの会社がやってくれるので、こちらにサーバーの知識(Linuxの知識)がなくても使う事ができます。
逆にVPS、バーチャルプライベートサーバーの場合は、
1つのマシンを共用するというよりは、1人1台づつ高性能パソコンを貸してもらってるようなイメージになります(バーチャルの名の通り、仮想パソコンを借りてる感じです)。
VPSの場合は、サーバーの知識がそれなりに必要で、
コマンドライン(ターミナル)というこういう黒い画面で命令を打ってく奴が必須になります。
これを使って、その仮想のパソコンに対して、プログラムをインストールしたり、動かしたりするわけです。
WordPress使うならConoha WINGとVPSどっちがいいの?メリット、デメリット
基本的には、WordPressはConoha WINGで使えばOKです。
インストールから何から何まで、Conohaの管理画面からできますし、
サーバーに関する知識がなくても、サイトを運営していけます。
ただ、あえてWordPressをConoha VPSにインストールして使ってる人もいます。
なぜかというと、Conoha WINGよりConoha VPSの方が、WordPressをより高速化できるからです。
Conoha VPSの方がConoha WINGよりWordPressが速い!?
まず、Conoha WINGの公式サイトを見てみると、
ご覧の通り、国内最速を謳ってます。実際、Conoha WINGは他のレンタルサーバーと比べても、価格が安いわりに、1,2を争う部類の速さになってます。
→ 2021:XサーバーとConohaガチ計測!速いのはどっち?
ただ、そんな高速レンタルサーバーを使って、WordPressの表示を速くしようと努力しても、すごく重いサイトだったり、沢山のアクセスが常にあるようなサイトだと、思ったような表示速度が出なかったりもします。
そんな場合は、Conoha VPSを使う事で、さらに高速表示ができる可能性が出てきます。
理由として、
- Wordpressが神速で動くKUSANAGIという環境を入れられる
- メモリやCPUの量を自由に増やせる
からです。
Conoha VPSだと、KUSANAGIが使える!
Conoha VPSだと、KUSANAGIと呼ばれる環境をインストールして、そこにWordPressをインストールする事で、さらなるWordPressの高速化が可能になります。
実行時間がなんと3ミリ秒台(0.003秒)、秒間1000リクエストをさばける化け物環境です。
このKUSANAGI環境はConoha Wingなどのレンタルサーバーだと入れられないんです。(と言っても、2021年5月からこのKusanagiのサポートを受けたレンタルサーバーのwpXシンという新サーバーも登場してます。)
なので、さらなる高速性を求めるなら、Conoha Wingではなく、Conoha VPSを使うのもありなんです。
Conoha VPSはメモリやCPUの量を自由に増やせる
Conoha VPSは、サーバーのCPUやメモリの量を細かく選ぶ事ができます。沢山のアクセスがあればあるほど、より多くのメモリを使いますし、CPUのコア数が多い方が、複数同時処理がより多くできるため、動作も速くなります。
なので、アクセス数やサイト規模に合わせてメモリやCPUをグレードアップする事で、より高速化しやすいというメリットもあります。
逆にConoha WINGだと、メモリやCPUは共用です。みんなで一緒に使ってるがゆえに、全力は使えないという事にもなりますから、全力が使えるVPSの方が高速表示しやすいというメリットがあるんです。
確かに、一見、Conoha VPSの方が良いように感じるかもしれませんが、こればっかりは、自サイトがどれくらいのメモリやCPUが必要なのか使ってみないと分かりません。
それこそ、ペラページアフィリのように、沢山のWordPressを入れてるような場合だと、思った以上にメモリが足りなくて、料金も割高になる可能性が高いです。
だったら、最初からメモリやCPUなどのスペックを気にせず、沢山のWordPressサイトを運営しても問題なしのConoha WINGを使った方が、割安かつ、十分なスピードが出ると言えます。
これがConoha Wingだと、月1000円以下でメモリ制限なく使えるから、やっぱり速度を速くするにはそれなりにお金がかかるね。
また、最初に話した通り、基本的にVPSはサーバー自体の管理を自分でやる必要があります。
例えば、Conoha WINGなら、メールアドレス作成も管理画面からできますが、
Conoha VPSだと、自分でメールサーバーを建てる必要が出てきます。
例えば、Conoha WINGだったら、WAFというサイトをハッキングから守る機能が標準で付いてるけど、Conoha VPSだと別途有料で2000円前後かかったりするよ。それに、DDos攻撃みたいなのを受けても、Conoha WINGならサーバー会社が対応してくれるけど、VPSだったら、自分で対応する必要があるよ。
このように、VPSは、それなりにサーバー知識、というかコマンドを使う知識(Linuxの知識)がないと、結構厳しいです。もちろん使いながら学んでいけば良いわけですが、単にWordPressでブログを始めたいだけであれば、Conoha WINGを使う方が断然分かりやすいです。
まずは公式ページで価格と詳細をチェック!
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ConoHa WING公式ページ
Conoha VPS公式ページ
サーバーで迷ったら、下の記事も参考にしてください。
→ XサーバーとConohaガチ計測2021!速いのはどっち?
→ WP人気レンタルサーバー比較2021デメリットも完全網羅