誰にも理解されない恐怖心を解消して、ダメな自分を変える方法

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ダメな自分どうすれば

子供の頃から20代前半まで私は、誰にも言えない悩みがありました。
その悩みのせいで、沢山損をし、
就職活動もまともに出来ず、就職に失敗し、
実家に約1年引きこもった事もあります。

 

19歳の専門学生の時に、あるデザイン会社の面接に行きました。
面接の印象は良かったようで、そこの社長とも話が合い、
これは雇ってもらえそうだなという感触がありました。

 

そして、社長は面接の帰り際に私にこう言いました。

「君なら、もっと良い会社でも雇ってもらえるだろうから、とにかくもっとまずは面接を沢山受けてみなよ。それで全部ダメだったら、うちにおいで。」

事実上、内定のような感じでした。

 

その日はガッツポーズでとても嬉しかったのを覚えていますが、
すぐに私は逆に地獄に突き落とされます。

例の誰にも言えない悩みのせいでです

 

1週間後、その社長から電話からありました。

『どうだい?面接他にも受けてみたかい?』

 

私は額に汗しながら答えました。

「あ、いえ・・なかなか良い感じの所が見つからないもんで・・(苦笑)」

『まぁ、そう選り好みせず、受けるだけ受けてみなよ。イケるから!また連絡するからね!』

 

そこの社長は、私を本気で応援してくれました。わざわざ向こうから応援電話をくれるのです。
でもこれが私にとっては恐怖でしかありませんでした。

 

というのも、私はもう面接を受けるつもりはなかったのです。
もう面接を受けず、その社長の所で就職できればいいじゃないかと思っていたのです。

 

なぜそう思っていたかというと、

 

私は「電話恐怖症」だったからです。

電話恐怖症というのは、自分で付けた病名です。
昔から電話が怖くて仕方ないのです。

出るのはなんとかできますし、
友達からの電話にも出れます。

でも、かけるのが、すごく怖いのです。
これは友達にでもです。

 

そして、私は面接申し込みの電話が怖くてかけられないから、
他の面接は受けていなかったのです。

面接は怖くないのです。
電話という顔の見えない得体のしれない相手と話す事が怖かったのです。

 

面接の電話をかけようと受話器を握るのですが、
そこからボタンを押す手が止まるのです。

いろいろ「声が震えてしまうのでは?」「実は相手が忙しい時間帯で迷惑なんじゃ?」「嫌な顔されるんじゃ?」とか延々と考えてしまって結局いつもかけられないのです。

 

じゃあ、なんでその社長の所の面接には申し込めたのかというと、
そこだけEmailで面接応募OKだったのでメールを送ったら、
いついつに来てくださいという返信が来て、それで面接を受けれたのです。

 

その後も、社長から電話がありました。

『なんだ、受けてないのかい?どうして他を受けないんだい?』

「あ・・いや~・・その・・・」

 

言葉に詰まるだけでした。

社長は『とにかく受けてみるんだよ!』と私に叱咤激励を送り、また電話すると言ってました。

そして、私は社長からの電話も怖くなって、社長からの電話にも出なくなりました。

 

そして、社長にも不信感を抱かれるようになり、私もどうにもならなくなり、
結局、そこへ就職する事はありませんでした。

そして引きこもりになったのです。

 

誰にも言えない悩みは克服できる

もし、あなたが以前の私のような誰にも言えない悩みを抱えていて、そのせいで人生がうまく行ってないのだとしたら、「その悩みの根源はなんなのか?」を考える事が解決に繋がります。

 

私自身、私を苦しめ続けてきた電話恐怖症すでに克服しており、
その後は普通に面接申し込みでも、問い合わせでも電話できるようになりました。

 

当時は、なぜ電話が怖いのか?どうすれば克服できるのか?という事を
考えすらしていなかった気がします。

「そういう人間だから仕方ない」で片付けてしまっていた気がするんです。

 

そして、そもそもの部分として、
「なんで誰にも相談しないの?」って今の自分なら思います。

 

そう、例えば、その社長に素直に「僕、実は電話するのがすごく苦手で怖くて出来ないんです。そういう恐怖症で、だからEmailで申し込めたそちらには面接に行けたんです」と自分が悩んでる事を伝えれば良いじゃんって今の自分なら昔の自分にアドバイスするでしょう。

親にも相談すれば良かったですし、カウンセラーか何かにも相談すれば良かったでしょう。

 

でも、私は「こんな事、誰にも知られちゃいけない」のような恐怖心に取り憑かれて、
誰にも当時は言えませんでした。

 

これ、なんでこういう1人で抱え込んでしまって、
どうにもならない状態になるのかというと、
自分に対する評価、セルフイメージがあまりにも低いからなのです。

 

「人に一切の迷惑をかけちゃいけない」「粗相があってはいけない」「イラっとさせてはいけない」「自分は弱い人間」「目上の人を怒らせたら人生終了」「失敗しちゃいけない」

 

私自身、そんな感じの自分が最下級カーストの奴隷であるかのような、
低~いセルフイメージだったのです。

 

実際、突然かかってきたセールスやアンケートの電話にすら、
質問されると、答えたくない事まで全部答えてましたし、
「どうやって相手を怒らせず、電話を切ればいいんだろう・・どうしよう・・」と
散々胃をキリキリさせながら苦しんだものです。

 

でも今の私だったら、即ガチャ切りするか、
「なんでそんな質問に答えなきゃいけないんだよ?おい、どうやってこの番号手に入れたんだ?違法じゃねーのかよ!」って凄んで問い詰めて、逆に相手が切るくらいです。

 

どうやってダメな自分、弱い自分を克服したのか?

こうも変われた理由は、私が、

「相手に粗相があってもいいや」「相手を怒らせてもいいし、もう恐れるのをやめよう。自分に非があればしっかり謝ればいいや」「失敗してもいいや」「自分に非がないのに、自分が引くのはやめよう。目上だろうが徹底的に戦っていいや、喧嘩になってもいいや」「嫌われてもいいや」

というセルフイメージに上書きし直したからです。

 

すると、電話をかけるのも怖くなくなりました。

「声が裏返ってもいいや」「うまく聞き取れなくても、何度でも聞き返せばいいや」「言葉に詰まってもいいや」「相手をイラつかせてしまってもいいや」「断られてもいいや」「変な奴だと思われてもいいや」

 

今までは「声が裏返っちゃだめ。つっかえちゃダメ。忙しいかもしれない時間にかけちゃダメ」みたいになんでもこうじゃなきゃダメと自分にルールを勝手に作ってました。

それをやめたんです。

 

それをやめたら、電話が怖くなくなりました。
そして、人生も楽になりましたし、うまく行くようになりました。

 

また、1人で抱え込むのもやめました。素直に自分の苦手な事や悩んでる事は、周りにもちゃんと言うようにしました。これも「別に馬鹿だと思われてもいいや」「変なやつだと思われてもいいや」「信じてもらえなくても、理解されなくてもいいや」と

失敗しちゃいけないという縛りを手放したからできるようになりましたし、

 

実際に理解して協力してくれる人も沢山増えたおかげで
人生が思い通りに行くようになりました。

 

結局、ダメな自分から抜け出せない原因は、
完璧主義者であろうとするからなんですね。

誰にも文句を言われない、完璧な良い子を演じようとした結果、
「だったら何もしないのが一番」という解答をはじき出してしまうわけです。

 

これって英語の試験の点はいいのに、ちょっとでも間違えるのが怖くて恥ずかしくて外国人と実践では全然話せなくなってしまうみたいな人にありがちな症状だと思うんですけど、

そうやって、「間違えちゃいけない」みたいな変なプライド、完璧主義プライドが邪魔して、そのせいでダメな自分から抜け出せないループにハマってしまってるというわけなんです。

 

その完璧主義になってしまった原因は、きっとあなたの親が高圧的な躾けをしてきたとか、
スパルタンな先生に間違えたら懲罰を与えられるような教育を受けたとか、

そういう洗脳があったせいで「間違えちゃいけない、完璧でなきゃいけない」と思うようになってしまったんだと思うんですけど、

ただ、そこで、「あいつら許せねぇ!」と恨んでも、症状が改善するわけではなくて、

単純にもうそのクソみたいな連中が
あなたに植え付けてきた言いつけを守るのをやめればいいだけです。

それだけでダメな自分から開放されて、
思った通りに行動できて三日坊主にならない本来望んでいた自分になれます。

 

Neby
ハンターハンターという漫画で、キルアが自分よりちょっとでも強そうな相手を前にすると、反射的に逃げてしまう洗脳針を兄に施されていましたが、その洗脳の針を抜いてからは、ものすごく強くなり、恐れず全力で戦えるようになりました。あなたにも同じような針が刺さってる状態だと思ってください。それを引っこ抜くんです。もう刷り込まれた命令に従うのをやめるんです。自分でルールを作って、自分のルールで生きるんです。

 

例えば、あなたが異性に話かけるのが苦手だとしましょう。
それも「相手に変な奴だと思われたらどうしよう」「相手に嫌われたら、拒絶されたらどうしよう」「相手にバカにされたらどうしよう」「恥をかいたらどうしよう」

という「うまく行かなかったらどうしよう」という気持ちがあるせいです。

でもそのルールを設けてるのは、誰でもなく、自分自身なのです。

 

「変なやつだと思われてもいいや」
「嫌われてもいいや、拒絶されてもいいや」
「恥をかいてもいいや、笑われてもいいや」
「馬鹿にされてもいいや」

そうルールを書き換えれば怖くなくなります。

 

親か誰かに植え付けられたルールを今でも頑なに守ってるのは自分自身(セルフイメージ)なのです。「馬鹿にされる自分が許せない」「恥をかく自分が許せない」「拒絶される自分が許せない」「そうやって自分から話しかけてる事自体がチャラくて許せない」

みたいに、自分ルールに反する事になりそうだから、体が震えるほど緊張し、怖いのです。

だからルールを変えるんです。「それをやってもいいよ」と自分で自分を許すのです。
許せば怖くなくなります。

たとえ怖くて震えても「怖くて、震えてしまってもいいや。失敗してもいいや。それでOK。」と許す事で、乗り越えられます。

 

ダメな自分から抜け出すための新ルールの作り方

では、ダメな自分を脱却するためにルールを作り直しましょう。簡単です。

 

1:まず、行動がうまくいかない、行動を止めてしまう時に無意識に自分が自分に言い聞かせてる言葉を書き出していきます。

私の電話恐怖症の例だったら「忙しいかもしれない時間帯にかけてはいけない」とか「言葉がつっかえたりしてはいけない」とか、「気軽に電話で質問しちゃいけないとか」そういうのです。

 

2:それを「やってしまっても、ルールを破ってしまっても、失敗してしまっても、嫌われてしまっても、馬鹿にされてしまっても、恥をかいても、怒らせても、殴られても、ビビってしまっても、別にいいや、全然OK。」というルールに書き換えます。

これは、そう思うだけでいいです。「これからはもうどう思われてもいいや。嫌いたきゃ嫌えばいい。ウザいと思うならウザいと思えばいい。だから何?俺は気にしない。」と思うだけで良いのです。思うだけで、実際に恐怖心は段々と抜けていきます。

 

恐怖が走り、体が硬直するたびに「失敗しても、恥をかいても、嫌われても、怒られてもいいんだよ」とそんな結果でも良いと許すのです。

 

ちなみに、「このままダメなままでいいや。ずっと引きこもりで、親のパラサイトでいいや」みたいのじゃ逆効果ですよ(笑)。それは意味がないです。

ダメにしてるルールを壊していくわけですから、
逆に言えば、頑張れない理由、頑張れない原因になってるルールを「そうじゃなくてもいいや」と手放すのです。

 

手放すという言葉がよく分からないのであれば、「あきらめる」と考えても良いでしょう。
相手に嫌われてしまうかもしれない、親に嫌われるかもしれない。そうなっても、その時はその時だと諦めるのです。

諦めるととても強くなれます。どんどんチャレンジ、行動ができるようになります。

 

そして、実際に行動に移せたら、自分を褒めます。「よくやった。やっぱり俺だってできるじゃないか!」と。そうやって自分で自分を認めてあげる事で、どんどん自信が付き、どんどんダメではない、できる自分に変わっていく事ができるようになります。

 

ダメな自分から抜け出して、強い自分、できる自分に変わる方法まとめ

自分が恐怖してるもの、恐れている事を明確にする

それを「別に失敗してもいいや、嫌われてもいいや、どう思われてもいいや」と手放す(諦める)

そして、実際に行動に移してみて、うまく出来たら、自分を「よく出来た!すごい!」と褒めてあげる

 

これを繰り返す事で、ダメな自分とさよならして、ちゃんと行動したり、三日坊主で終わらずに継続できるようになっていきます。すべては自分の心(マインド)と連動してます。なので、上の方法でマインドを矯正していきましょう。そしたら仕事、お金、異性、人生、どんどんすべてが良い方向に行くようになっていきますよ!

 

写真で血圧記録

  • この記事を書いた人

Neby

本を毎日多読しつつ、資産運用、プログラミング、心理学、ネットビジネススキルを猛向上中。貧富の差が広がる5年後、10年後に安心生活を送るためのお金のリテラシー、スキル、資産を一緒に作っていきましょう。

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