Laravel6入門:開発環境の構築とは?XAMPPを例にやさしく解説!

更新日:

Laravelでサイトを作っていく場合、PC上に開発環境を構築する必要があるって聞いたんだけど、どういう事?LaravelはWordPressみたくオンライン上でサイトを作れないの?

 

あなたは今、Laravelを使ってウェブサイトを作ってみようと考えてますよね?

じゃあ、どこでそのサイトを作りますか?

Xサーバーなどのレンタルサーバー上で直接作る予定ですか?

それともまずは自分のPC上で作っていき、完成したらアップロード(デプロイ)する予定ですか?

もし、PC上でLaravelを使ったサイト作成をやっていきたい場合、
パソコンにウェブサイトを開発するための環境を作る必要がでてきます。

 

環境ってどういう事?
環境っていうのは OS みたいなもんだね。ようはWord, Excelを使うためには、Windowsっていう環境(OS)が必要だよね。Xサーバーやロリポップ(レンタルサーバー)には、WordPressやLaravelが動くためのOSやソフトが最初から入ってるんだ。それを君のパソコンにも入れるって事。
Neby
はぁ・・。でもなんで自分のPCにそれが必要なの?

 

Laravelを使うための開発環境の構築とは?なぜ必要?

例えば、あなたがWordPressで新しいブログサイトを作る(開発する)とします。その場合、わざわざPC上に開発環境の構築なんてしないですよね。

なぜかってブラウザから管理画面にアクセスすれば、全部できちゃいますから。header.phpなどのphpファイル自体もブラウザ上でイジる事ができちゃいますし。

 

Laravelもほぼ同じで、最初からLaravel本体をレンタルサーバーにインストールすれば、ブラウザでちゃんとサイトが表示されるかを確認できるので、パソコンに開発環境構築なんてしなくても実はサイト作成ができます。

phpファイルをブラウザ上で変更はLaravelではできないので、FTPやGITでPCにダウンロードして、書き換えてアップロードする必要はありますが。そのために環境構築は必要ないです。

 

え?じゃあ、やっぱいらないじゃん!

 

でも、なんで多くの人が、XAMPPなどのソフトを使って、パソコン上に開発環境構築をするのかというと、LaravelにはWordPressみたいな管理画面はないからです。

 

こういうコードがイジれる管理画面はLaravelにはない(自分で作る事は不可能ではないが・・)。

 

例えば、あなたがWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を一切使わずにHTMLでウェブサイトを1から作るとしたら、どうやって作るでしょうか?

 

まず、メモ帳などのテキストエディタを使ってHTMLを書いて、それをFTPソフトで、レンタルサーバーにアップロードしますよね。

HTMLを書いて、FTPでサーバーにアップロード

 

で、Laravelも全く同じで、PHPファイルをPC上で作っていく必要があります。それをFTPやGITというソフトを使ってサーバーにアップロード(デプロイ)してサイトを作っていきます。なぜならWordPressのような管理画面はないので。

GITとGITHUBとは?全く分からない初心者向けに図入りでやさしく解説!

 

で、これってすんごく面倒くさくないですか?

サイトを作っていく際、一つ一つの表示の確認のために、いちいちFTPでPHPやCSSファイルをサーバーにアップロードしては、ブラウザで確認って作業が結構面倒くさいと思うんです。

 

それよりも、コードを書いたら、そのままアップロードなしでブラウザですぐ確認できた方が楽ですよね?

開発環境構築する事で、FTPでアップロードしなくても、PC上で作ったLaravelサイトをそのままブラウザで動作確認できるようになるんです。

で、全部サイトをPC上で完成させてしまって、それからサーバーにアップロード(デプロイ)してサイトを公開した方が効率がいいでしょ?って話なんです。

 

だから、FTPでアップロードっていう部分を省くために、XAMPPみたいな仮想サーバー環境構築ソフトを使ってみんな開発してます。

仮想サーバー?XAMPP?なにそれ?

 

仮想サーバー環境をPC上に構築するXAMPPとは?

パソコン上に開発環境を作る方法は、実はいろいろあるんですが、その中でも一番簡単(つっても結構面倒だけど・・)なのが、XAMPP(ザンプ)というソフトを使う方法です。

XAMPPっていうソフトを使うと、Xサーバーやロリポップと同じような環境を自分のパソコンにもインストールできます。ようは自分のパソコンをちっちゃなサーバーにしちゃうソフトとも言えます。

 

Laravel開発に必要なソフト、XAMPPとは?

XAMPPは、PHP、データベース、サーバーソフトの3つを一括でインストールできるソフトです。

Laravelでウェブサイトを表示するためには、この3つが不可欠ですし、実際、レンタルサーバーにもこの3つが始めから備わってます。

PHP

まず PHP。PHP本体がないと、ウェブブラウザでPHPを表示できません。だからPHPをインストールします。例えば、WordPressで作ったサイトを表示できるのは、レンタルサーバーにPHPがすでにインストールされてるから表示できるんです。

確かに、Xサーバーにログインすると、PHPのバージョンを選ぶ画面があるよね。

つまりXサーバーには、バージョン5~7のPHPがインストールされてるって事なんだね。

 

データベース

データベースは、MysqlとかMariaDBというソフトで動く、データを保存するスペースの事。

コントローラーがブレードにRequestを出す

例えば、WordPressなら、書いた記事とか、ユーザーネームとかパスワードは全てデータベースに保存されてます。そういうサイトのフォームで入力された情報を保存するシステムがデータベースです。

Laravel初心者が絶望するController,Blade,Routesの関係が図解でよく分かる!

 

サーバソフト

あなたのパソコンにサーバー機能を付加するソフト。Apache(アパッチ)とか、Nginx(エンジンエックス)っていうソフトがあります。XサーバーやロリポップにもApacheやNginxが入ってるからサーバーとして動いてます。

 

この3つをあなたのPCに一括でインストールして、疑似サーバー(仮想サーバー)をパソコン上に作ってくれるのが、XAMPPっていうソフトなんです。

 

Laravel開発でXAMPPをインストールするメリットは?

メリットは、サイト制作中、いちいちPHPファイル郡をFTPでレンタルサーバーにアップロード、ダウンロードしなくても、ブラウザで製作中のサイトが確認できる事です。

 

そ、それだけ?

そうそれだけ(爆)。しいて言えば、後は余計なサーバー代がかからないという利点もあるね。新たにサーバーを契約するなら、サイトが出来上がってから契約した方がサーバー代がその分かからないってメリットもある。

他にもGITでコードのバックアップが取りやすい。仮に3人で1つのサイトを開発してる場合は、3人が一斉に勝手にサイトのPHPコードをイジったら、ごちゃごちゃになるでしょ?だからそれぞれがPC上で作って、GITでお互いの最新データを交換しあって、1つのサイトを作るって形になるんだ。その場合は必ず開発環境構築が必要になるね。

Neby
なるほどね~(GITが何かは知らんけど・・)
それにサイトの微妙な変更点をブラウザで確認するために、いちいちCSSやPHPファイルを毎回FTPでアップロードして確認するって大変でしょ。作業効率を考えるとやっぱりPC上に環境を構築してた方が楽なんじゃないかな。この辺は好みによるかな。
Neby

 

Laravelにおける開発環境構築とは?・まとめ

というわけで、開発環境構築っていうのは、

サイトを開発(新規作成)するために、

環境(PC上でLaravelやPHPが動く状態)を

構築する(自分のPCをサーバー化する)

っていう事です。

 

平たく言うと、自分のPCをサーバー化して、PHPやLaravelがPC上でも動くようにするって事です。

Laravel6入門:XAMPPインストールのやり方、2020最新版

 

写真で血圧記録

  • この記事を書いた人

Neby

本を毎日多読しつつ、資産運用、プログラミング、心理学、ネットビジネススキルを猛向上中。貧富の差が広がる5年後、10年後に安心生活を送るためのお金のリテラシー、スキル、資産を一緒に作っていきましょう。

-PHP Laravel入門
-