PHPなどのプログラミングを勉強してると、ウェブサイトという言葉より、ウェブアプリという言葉がやたら出てきます。
え、それってウェブサイトでしょ?ウェブアプリって何?ってあなたも思いますよね?
というわけで、ウェブアプリとはなんなのか?ウェブサイトとどう違うのかをそれぞれ解説していきます。
ウェブサイトとは?
ウェブサイトとは、静的なサイト(static website)を意味します。いわゆるHTMLとCSS、時々Javascriptが使われてる昔ながらのサイトがプログラミング上ではウェブサイトです。
サイトのページURLが xxx.html か xxx.htm のようになってるのが特徴です。
*ウェブアプリでも、静的なサイトに見せた方がSEO上良いという考えが以前はあったため、わざと、.htmlと付けてるサイトもあります。当サイトもまさにこれです。
ウェブアプリとは?
対してウェブアプリは、動的なウェブサイト(Dynamic website)を意味します。サーバー側にデータベースがあり、PHP、Ruby、Pythonといった言語でデータベースとやり取りします。
動的とは例えば、
- ユーザーがログインできる
- ブラウザから文字入力をして、それをサイトに投稿できる
- ブラウザの言語などを自動判定して、その国にあった言語表示にする
のような、ブラウザにただ表示するだけではなく、サーバー側にデータベースがあって、ブラウザから情報を入力、反映できるようなサイト、アクセスごとに違うものを表示切り替えできるサイトは、プログラミング用語ではウェブアプリを呼びます。
ウェブアプリにはどんなものがある?
ウェブアプリの代表例といえば、
- SNS (Facebook、Twitter)
- 投稿サイト (知恵袋、Cookpad、2ch)
- ショッピングサイト(楽天、Amazon)
- 会計サービス(弥生会計オンライン、MFクラウド、)
- 投資サービス(みん株、SBI証券)
- フリーメール(Gmail、Yahooメール)
- 保管サービス(Googleフォト、Googleドライブ)
- 地図(Googleマップ)
- 動画サイト(Youtube)
- ブラウザゲーム(アキネーター、DMMゲームズ)
- ブログ
などなど、一般的にウェブサイトと呼ばれてるものも、ほぼ全部プログラミング用語だと、ウェブアプリに当たります。ブログも実はウェブアプリなんです。
なぜなら、どれもブラウザから入力した情報によって、表示が変わる動的なサイトだからです。ブログもブラウザの投稿フォームから投稿する事で、記事を表示してるので、動的なサイトなんです。
また、場合によっては、
ブラウザに表示されてる部分をウェブサイトと呼び、実際にプログラミングで作成し、サーバーにアップロードするファイル群をウェブアプリと呼んだりもします。
つまり、ウェブアプリをPHPなどで作成し、それをサーバーにアップロード、そして実際にブラウザに表示されたものをウェブサイトと呼ぶ、こんな感じです。
ウェブサイトにはどんなものがある?
じゃあ、ウェブアプリとは呼ばないウェブサイトはどんなサイトがあるか?
データベース(MySQL)やPHPなどのサーバーサイド言語を使わずに、
HTML、CSS、Javascriptのみで作ってるサイトがそれに当たります。
例えば、
これらのサイトのように、基本的にリンクをクリックしてページが変わる機能のみのようなサイトは、静的なサイト、つまりウェブサイトです。
URLもxxx.htm のように、ファイル名がそのままサイトのURLになってます。
というわけで、アプリって聞くと、どうしてもスマホアプリのようなものを思い浮かべてしまいますが、そうじゃなくて、プログラミング用語だと、PHPやRubyなどのサーバーサイド言語で作られたサイトは、総じてウェブアプリなんです。