あなたは今、Laravelを使ってウェブサイトを作ってみようと考えてますよね?
じゃあ、どこでそのサイトを作りますか?
Xサーバーなどのレンタルサーバー上で直接作る予定ですか?
それともまずは自分のPC上で作っていき、完成したらアップロード(デプロイ)する予定ですか?
もし、PC上でLaravelを使ったサイト作成をやっていきたい場合、
パソコンにウェブサイトを開発するための環境を作る必要がでてきます。
Laravelを使うための開発環境の構築とは?なぜ必要?
例えば、あなたがWordPressで新しいブログサイトを作る(開発する)とします。その場合、わざわざPC上に開発環境の構築なんてしないですよね。
なぜかってブラウザから管理画面にアクセスすれば、全部できちゃいますから。header.phpなどのphpファイル自体もブラウザ上でイジる事ができちゃいますし。
Laravelもほぼ同じで、最初からLaravel本体をレンタルサーバーにインストールすれば、ブラウザでちゃんとサイトが表示されるかを確認できるので、パソコンに開発環境構築なんてしなくても実はサイト作成ができます。
phpファイルをブラウザ上で変更はLaravelではできないので、FTPやGITでPCにダウンロードして、書き換えてアップロードする必要はありますが。そのために環境構築は必要ないです。
でも、なんで多くの人が、XAMPPなどのソフトを使って、パソコン上に開発環境構築をするのかというと、LaravelにはWordPressみたいな管理画面はないからです。
こういうコードがイジれる管理画面はLaravelにはない(自分で作る事は不可能ではないが・・)。
例えば、あなたがWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を一切使わずにHTMLでウェブサイトを1から作るとしたら、どうやって作るでしょうか?
まず、メモ帳などのテキストエディタを使ってHTMLを書いて、それをFTPソフトで、レンタルサーバーにアップロードしますよね。
HTMLを書いて、FTPでサーバーにアップロード
で、Laravelも全く同じで、PHPファイルをPC上で作っていく必要があります。それをFTPやGITというソフトを使ってサーバーにアップロード(デプロイ)してサイトを作っていきます。なぜならWordPressのような管理画面はないので。
→GITとGITHUBとは?全く分からない初心者向けに図入りでやさしく解説!
で、これってすんごく面倒くさくないですか?
サイトを作っていく際、一つ一つの表示の確認のために、いちいちFTPでPHPやCSSファイルをサーバーにアップロードしては、ブラウザで確認って作業が結構面倒くさいと思うんです。
それよりも、コードを書いたら、そのままアップロードなしでブラウザですぐ確認できた方が楽ですよね?
開発環境構築する事で、FTPでアップロードしなくても、PC上で作ったLaravelサイトをそのままブラウザで動作確認できるようになるんです。
で、全部サイトをPC上で完成させてしまって、それからサーバーにアップロード(デプロイ)してサイトを公開した方が効率がいいでしょ?って話なんです。
だから、FTPでアップロードっていう部分を省くために、XAMPPみたいな仮想サーバー環境構築ソフトを使ってみんな開発してます。
仮想サーバー環境をPC上に構築するXAMPPとは?
パソコン上に開発環境を作る方法は、実はいろいろあるんですが、その中でも一番簡単(つっても結構面倒だけど・・)なのが、XAMPP(ザンプ)というソフトを使う方法です。
XAMPPっていうソフトを使うと、Xサーバーやロリポップと同じような環境を自分のパソコンにもインストールできます。ようは自分のパソコンをちっちゃなサーバーにしちゃうソフトとも言えます。
Laravel開発に必要なソフト、XAMPPとは?
XAMPPは、PHP、データベース、サーバーソフトの3つを一括でインストールできるソフトです。
Laravelでウェブサイトを表示するためには、この3つが不可欠ですし、実際、レンタルサーバーにもこの3つが始めから備わってます。
PHP
まず PHP。PHP本体がないと、ウェブブラウザでPHPを表示できません。だからPHPをインストールします。例えば、WordPressで作ったサイトを表示できるのは、レンタルサーバーにPHPがすでにインストールされてるから表示できるんです。
つまりXサーバーには、バージョン5~7のPHPがインストールされてるって事なんだね。
データベース
データベースは、MysqlとかMariaDBというソフトで動く、データを保存するスペースの事。
例えば、WordPressなら、書いた記事とか、ユーザーネームとかパスワードは全てデータベースに保存されてます。そういうサイトのフォームで入力された情報を保存するシステムがデータベースです。
→Laravel初心者が絶望するController,Blade,Routesの関係が図解でよく分かる!
サーバソフト
あなたのパソコンにサーバー機能を付加するソフト。Apache(アパッチ)とか、Nginx(エンジンエックス)っていうソフトがあります。XサーバーやロリポップにもApacheやNginxが入ってるからサーバーとして動いてます。
この3つをあなたのPCに一括でインストールして、疑似サーバー(仮想サーバー)をパソコン上に作ってくれるのが、XAMPPっていうソフトなんです。
Laravel開発でXAMPPをインストールするメリットは?
メリットは、サイト制作中、いちいちPHPファイル郡をFTPでレンタルサーバーにアップロード、ダウンロードしなくても、ブラウザで製作中のサイトが確認できる事です。
そうそれだけ(爆)。しいて言えば、後は余計なサーバー代がかからないという利点もあるね。新たにサーバーを契約するなら、サイトが出来上がってから契約した方がサーバー代がその分かからないってメリットもある。
他にもGITでコードのバックアップが取りやすい。仮に3人で1つのサイトを開発してる場合は、3人が一斉に勝手にサイトのPHPコードをイジったら、ごちゃごちゃになるでしょ?だからそれぞれがPC上で作って、GITでお互いの最新データを交換しあって、1つのサイトを作るって形になるんだ。その場合は必ず開発環境構築が必要になるね。
Laravelにおける開発環境構築とは?・まとめ
というわけで、開発環境構築っていうのは、
サイトを開発(新規作成)するために、
環境(PC上でLaravelやPHPが動く状態)を
構築する(自分のPCをサーバー化する)
っていう事です。
平たく言うと、自分のPCをサーバー化して、PHPやLaravelがPC上でも動くようにするって事です。
→Laravel6入門:XAMPPインストールのやり方、2020最新版