メルマガなどの登録フォームを作る際、通常はランディングページ(LP)を作って、そこに登録フォームを貼りますよね。
ただ、「わざわざランディングページを作らなくても、ブログの記事下やサイドバーに直接メルマガフォーム貼っても一緒じゃない?むしろそっちの方が登録多いのでは?!」と思ったりもしませんか?
この点について、それぞれのメリット、デメリットを解説し、
結局のところ、どっちの方が登録率が高いのかなど、本当のところをお話しします。
ブログに直接登録フォームとランディングページ誘導それぞれのメリットデメリット
まず、ブログの記事下に直接メルマガなどの登録フォームを貼る場合と、ブログから一度ランディングページに誘導して、LPに登録フォームを作る場合、それぞれのメリットデメリットを書くと、
ブログに直接メルマガ登録フォーム
わざわざ読者にクリックしてページ移動してもらう手間が省ける
記事を読んだ流れでそのまま登録してもらいやすい
長々誘導文を記事下に書くのはSEO的にちょっと微妙
チープな感じになりやすい
LPに誘導して登録してもらう
ブログ記事内の数箇所から誘導できる
メルマガ登録のための誘導文をしっかり書ける
特別感を出す事ができる
LPに送るためのリンクが弱いと集客に失敗しやすい
それぞれメリット、デメリットがあり、どちらが良い結果をもたらずかは、
あなたのスキル次第で変わります。
ただ、個人的に両方やってきた結論としては、
ちゃんとLPを作って、そこでメルマガ登録を促した方が
登録数は上がったという結果があります。
では、それぞれ詳しく解説していきましょう。
LPへのワンクリックの手間がメリットにもデメリットにもなる
ブログの記事下に毎回同じ定型文が出るように設定し、そこにメルマガフォームを置く場合、
お客さんはいちいちLPに飛ぶリンクを踏まずとも、メルマガ登録フォームまで来てくれる可能性は高まりますから、うまく記事の文章から登録まで誘導できていれば、記事下に登録フォームを設置する事は有効と言えます。
逆にLPは、LP自体にメルマガに登録してもらうためのコピー(誘導文)を1つの記事として書けますから、確かに登録率を上げる事自体は出来ますが、
ただ、そのLPに飛ばすためのバナーやリンクのコピー(キャッチコピー)がいまいちだと、そもそもLPにお客さんが来ないので、どんなにLPのコピーが良くても誰も登録してくれません。
なので、キャッチコピーが苦手でバナーの反応が悪いという場合は、
直接記事下に登録を促すコピーを書いて、
メルマガ登録フォームを置いた方が、反応が良かったりもします。
ただ、だからと言って「じゃあLPなしの方がいいよ」とは私は思いません。他にもそれぞれメリットデメリットがあるからです。
LPの場合、記事を読まない人すら誘導できるというメリットも!?
例えば、記事下に定型文とメルマガ登録フォームを直接入れる場合、
記事下ですから、記事を最後まで読んでくれた人しか、その定型文を読んでくれないので、
メルマガ登録までたどり着けないという事になります。
しかし、LPに誘導する場合は、記事上や記事中に、バナーやリンクを入れれば、
たとえ記事を読む前の人でも、そのリンクをクリックして、メルマガ登録LPに飛んで登録してくれたりもします。
そういう意味では、バナーやリンクを好きなところに入れられるLPを使った方が、
集客しやすいとも言えるのです。
事実、私がブログのどこのリンクが一番クリックされやすいか計測したところ、
一番クリックされてるのは、記事上(記事タイトルのすぐ下)のリンクでした。
つまり、読者は、ブログ記事を読まないですぐにランディングページに飛んでる場合もかなりあるという事です。そう考えると、やはりしっかりリンクやバナーのキャッチコピーを作り込んで、LPに流した方が登録してもらえる確率は上がると言えます。
記事直接 VS LP :SEO的なそれぞれのデメリット
ブログ記事下の登録フォームの場合
例えば、ブログの記事下に定型文とメルマガフォームを入れる場合、
あまりにも定型文が長いと、Google的には、本文の内容と混ぜて考えてしまうので、
ブログ記事の内容とあまりにもズレたコンテンツが占めていると判断したり、
重複の文章が多すぎると判断する可能性もあります。
この点は、文章を画像化してしまう事で解決する事も出来ますが、
あまり大きな画像だと、読み込みに時間がかかってしまいますし、
スマホだと特に読みにくいでしょうから、
あまり長い定型文を記事下に入れるのは、
SEO的に微妙という事になるわけです。
つまり、LPなしでメルマガ登録を促す場合、
記事内の文章からうまくメルマガ登録に促す必要がありますし、
短いコピーで登録するメリットを打ち出して、登録してもらう必要性が出てきますから、
それはそれでテクニックが必要だと言えます。
LPに流す場合
じゃあ、LPに送る場合はどうかというと、
LPが、ブログと同じアドレス(ドメイン)なら問題ないですが、
LPがブログとは違うドメインの場合、
被リンクが全部別のサイトの同じページに流れてる形にGoogle的には見えるので、
若干おかしく見えてしまう可能性はあります。
被リンクを気にする場合は、LPも同じドメイン(もしくはサブドメイン、サブディレクトリ)で作った方がその影響を受けにくいと言えるでしょう。
メルマガ登録を特別なプレゼントという感じにできるのはこっち
昔だったら、確かにブログの記事下やサイドバーにメルマガ登録フォームを直接置くパターンでも良かったのですが、
今は、それをやると、なんだかブログ自体が安っちく見えてしまうというのがあります。
なんだか露骨にメルマガ登録だけを促すブログに見えてしまうので、
それが逆に登録数を下げてしまう要因だったりします。
そこで、メルマガ登録用のランディングページに分けるわけです。
最近は「有料セミナーの動画をプレゼント」とか「特別レポートをプレゼント」みたいな感じのバナーやリンクでLPに誘導し、
そのプレゼントを受け取るために、
メルマガ登録してくださいというパターンが主流になってますよね。
実際、そういうふうに、ブログはブログ、LPはプレゼント応募詳細ページという感じで分けた方が読者としても、ワクワク感や特別感が高まって登録率が上がる傾向にあります。
どうしても、記事下にそのまま登録フォームだと、単なるついでにしか見えないのですが、
そうやってLPを作る事で、メルマガ登録というより、特別なプレゼントという感じが出せる分、登録が伸びる傾向にあります。
大事なのは、バナーやリンクにも力を入れる事
最初にも話した通り、いくらランディングページがプロフェッショナルでも、
肝心のそのLPに誘導するための、バナーやリンクがクリックされなければ、誰も登録フォームまで辿り着いてくれません。
なので、大事なのは
画像バナーがいいのか、それともテキストリンクがいいのか?
どんな画像やキャッチコピーが一番反応が良いのか?
どこにそのバナーやリンクを設置すると反応が良いのか?
を複数パターンテストしてみる事です。
「どうも反応が悪いな~あんまりクリックされてないなぁ」と感じるのであれば、
その都度、キャッチコピーを変えてみて、それぞれ何人に1人の割合でクリックするかを調べていき、
反応の良いものを採用するようにすると、メルマガ登録率もちゃんと上がります。
このクリック率をGoogleアナリティクスで計測する方法はこちらの記事で解説してます。
→アナリティクスのクリック計測をバカでも分かる設定にする裏技と簡単プラグイン
このキャッチコピーはとにかくいろいろ試してみる事が大切です。
試して計測してみないと、どれが見込み客に刺さるのかって分かりません。
「このキャッチコピーなら絶対クリックするだろ!」って思ってたものが
全然反応取れなかったりって事、結構あります。
なので、いろいろ試してみて、反応の良いキャッチコピーを使う事が大切です。
ブログに直接メルマガ登録フォームVSランディングページに登録フォーム まとめ
ランディングページを使った方が、記事のどこからでも誘導できる上、メルマガ登録に特別感を出す事ができるので、結論としては、ランディングページの方が登録率を高くできます。
しかし、肝心のランディングページに飛ばすためのバナーやリンクが適当だと、
全然お客さんがLPに来ない本末転倒な状態になってしまうので、
バナーやリンク作りにも力をしっかり入れる(ちゃんとクリック率を調べる)という事を
登録率を上げたいのであれば、しっかりやってくださいね。