所がどっこい、私はこの新型コロナウイルスで世界経済が麻痺し、株価が暴落している今こそ、長期投資(資産作り)を始める、もしくは買い増しする最大のチャンスだと感じてまして、
私自身は、このタイミングでちびちび買い増しし始めてます。
なんでか?
- 投資は、安い時に買って、高い時に売る事で利益が出るから
これです。
その通りで、短期トレードとして考えたら、トイレットペーパーを買い占めて高値でメルカリで売ろうと企み、結果、うず高く積まれたトイレットペーパーの山に囲まれ、トイレの香りが充満した部屋で泣いている転売バカと同じ目を見るのは明らかなわけです。
しかし、長期投資で考えたら千載一遇のチャンスだと言えるんですよ。
ここでは、コロナショックを利用した投資を始めて、
どう資産を増やすべきなのか、自分なりの分析、見解を書いていきます。
新型コロナウイルスの株価下落はいつ終わるのかを知る事がチャンスになる
2020年3月上旬時点。今までコロナウイルス拡大の心配はないと胸を張ってフンとしていたアメリカ。しかしそのアメリカでもついにコロナウイルス拡大の恐れが出てきてしまい、政府が緊急対応し始めました。
実際にNBAのシーズン中断などが宣言され、これから日本のように自宅待機ムードがアメリカでも広まりそうな流れ。
そうなると、もちろんビジネスがうまく回らなくなっちゃいますから、
これから世界の株価はどんどん落ちていくでしょう。
上の図は、楽天全世界株式インデックスファンドという、全世界の株に分散投資する投資信託の価格。2019年の1年間、堅調に上がってきた価格が、アメリカのコロナショックをキッカケに大暴落(現在進行中)。
ただ、大暴落しているという事は、
逆にこのバーゲンセール状態の時に買っておけば、
コロナショックが終わって株価が回復し、元の右肩上がり(黄色矢印)の動きに戻った時、いつもより大きく儲ける事ができるというわけです。
その通りで、じゃあいつが買いのタイミングなのか分からないじゃん!という事で、
過去のこういった感染症パニックはどれくらいの期間で終わったのかを見てみましょう。
SARSの時は終息するまでどれくらいかかった?
同じコロナウイルス感染症であるSARSを見ても、2002年末から2003年5月頃までの約6カ月の流行であったことが分かる。
そう、2003年に流行った同型ウイルス感染症のSARSの時は、
同じように冬から発生して、夏前に終息しています。
今までのコロナウイルスに分類されるウイルスは、
高温や湿気に弱い傾向があって、夏には終息する傾向がありました。
この過去のウイルスパニックの傾向から考えると、
新型コロナウイルスのパニックも夏頃には終わるのではと考えられますね。
抗ウイルス薬の開発にはもっと時間がかかるのでは?
ただ、実際に新型コロナウイルスを退治できる薬自体の開発には、
1年以上かかるだろうとも言われています。
じゃあ、抗ウイルス薬ができるまでずっとパニックが続くのかと言ったら
そんな事はありません。
というのも、他の風邪ウイルスも、基本的には治す薬はない事はご存知ですか?
そう風邪って耳鼻科に行っても治るわけじゃないんです。
耳鼻科で処方される薬はあくまで鼻水を出しやすくしたり、頭痛などの痛みを和らげたり、咳などの発作を鎮める薬を出すだけで、ウイルスを退治する薬を出してくれるわけじゃないんです。
ウイルスは体の免疫機能が戦って退治してくれるわけです。つまり自然治癒。
新型コロナウイルスもそうで、かかって症状が出ても、
健康な人なら2週間くらいで耐性ができて自然治癒します。
そうやって、新型コロナウイルスにかかった人が増えると同時に、自然治癒した人も増えれば、自然治癒した人達はもう耐性が出来てるので2度と同種のコロナウイルスには感染しません。
すでにかかった人が増えるにつれ、必然的に新たにかかる人は減っていき、人から人へ伝染しずらくなるわけです。プラス、夏が来る事でウイルスが弱まり、さらに感染は減って流行は終わると言えます。
でも所詮は予測。特に株価予測は当たらない。だから・・
というわけで、私なりには、半年くらいでこの新型コロナウイルスパニックは終息して、その後緩やかに株価はまた上昇していくんじゃないかなと考えてますが、大事な事を言うと、
株価予測なんて、基本的に当たりません!
とツッコミが思わず出たと思いますが、
残念ながら株価分析なんて、どんなすごいプロがやったって当たりません。
事実、プロ投資家の株価予想と、猿にダーツを投げさせて決めた予想を比べた実験が過去行われたのですが、なんと実際の成績は変わらなかったそうです(爆)。
また他にも、株価予想して短期売買を繰り返す96%のヘッジファンドの成績は、結局株価推移を平均したもの(インデックス)の成績を下回るというデータもあります。
つまり、プロでも株価予想は全然当たってないし、勝ててないんだよって事です。
じゃあ、どうすれば一番投資で負けずにお金を増やし続けられる確率を上げられるのかというと、時間も銘柄も分散して投資するのが一番という結論になっています。
誰にも分からないから分散する
そう、結局予想では、半年程度で新型コロナパニックも終息するだろうと考えられますが、その予想が当たるかは分からない。もっと長引くかもしれない。でも必ず終息する日は来ます。
そう考えたら、これから1年のうちのどこかで、株価が底を打って上がりだすと考えられますよね。でもいつその底が来るのかは誰にも絶対分からんわけです。
現に仮想通貨ブームで、ビットコインのうなぎのぼり価格がいつまでも続くと思われていた時に、コインチェック事件(仮想通貨が盗まれる事件)が発生し、その日から、どこまでも価格が落ち続けました。
「そろそろ底だろ?」と思ったら、また落ちる。「今度こそ底だろ?」と思ったらまた落ちる・・の繰り返しでした。結局約1年、200万円から30万円にまで落ちていき、そこが底でした。
そう、底なんて絶対誰にも分からない。だから分散するんです。
時間分散と銘柄分散で手堅く資産を築くチャンス!
底がいつ訪れるかは分からないわけですから、仮に私が50万円投資に使いたいとして、その50万円を一回でドンと投資するのは愚行と言えます。
「もうコロナは終息するだろう!」と思って、50万円をドンと投資したけど、
半年経っても終息が見えず、むしろ悪化していて、
投資した50万円は半年後には35万円になってる可能性もありますし、
1年経っても45万円、2年後にやっと50万円に戻っただけなんて事になってる可能性もあります。
これではコロナショックをチャンスに変えたとは言えないわけです。
だから、一回で投資なんてせず、まず12ヶ月で割ります。
投資に今年使いたい資金が手元に50万円あるのなら、
50万÷12ヶ月=41666円
つまり、毎月41666円均等に投資していく方が安全というわけです。
もしくは毎週10400円づつ均等に投資するのも、さらなる分散になりますね。
大事なのは、「ここがきっと底に違いない!」なんて考えて、大金を一気に突っ込まない事です。そういう欲を出して私も過去損してますしね。
そしてコロナショックが終わったなという所で、一旦買うのをやめてしまって、
あとは価格が上昇していくのを年単位で見守り、
自分が満足いく価格の所で売れば良いですし、
コロナショック後も引き続き積立投資を毎月一定額無理なく続けていけば、
大きなプラスから積立投資をスタートできて、
老後資金や将来のマイホームなどへの貯蓄もホクホクと言えますよね。
私の場合は、
もともと長期でコツコツ積立投信をやっています。
毎月一定額を自動引落で投資信託に投資するように設定してあります。
今回この積立投資に加えて、コロナショックは買い増しのチャンスだと感じているので、
上の方法で分散買い増しを少しづつ入れていってます。
どの銘柄を買うべきか?
そして、買う銘柄も分散しなきゃ意味ないです。
先ほども話した通り、プロ投資家の予想ですら、平均株価(インデックス)を長期で見たら下回ってます。
つまり「よし、ソフトバンク株を買うぞ!」みたいなのじゃ危険って事です。
そうじゃなくて、このインデックス(株の平均値)に長期投資(1年以上売らない)するのが一番負けない投資でしかもリターンも最大化できると言えますから、買うのは全世界のインデックスに分散投資できる投資信託やETFと呼ばれるものに投資するのが健全と言えます。
全世界に分散投資している投資信託と言えば、
- 楽天全世界株式インデックスファンド(株式のみ)
- セゾン投信グローバルバランスファンド(国債と株半々)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
などがあります。こういった投資信託を使って全世界に分散投資し、一気に買わず時間も分散投資する事で、負ける確率を最小限にしながら銀行預金より100倍良い利率で資産も増えていくというわけです。(銀行預金の利息が0.01%なら、投資信託の利息は3~15%くらいと考えると良いです。)
短期では勝てやしない
「コロナショックはチャンスだから、今大量に買って、コロナショックが終わったら即売れば大儲けだ!」
と短期トレードで考えても、私は勝てないと考えています。
理由は、先ほども話した通り、どこが底なのかなんて誰にも分からないからです。
分かるなら誰でも大勝ちできます。プロでも分からないから、みんな負けるんです。
例えば、先ほどのチャート。
これを見る限り、多くの人は「さすがにもうこれ以上はチャートの形的に下がらないだろう」って思います。移動平均線だのを持ち出して、ここが底だというのを予想するわけです。
でもそう思って買ってみたら、ほぼ間違いなくさらに倍くらい下がったりします。
私もそういう過ちを過去やってます。そう予想は当たらないんです。
だから短期で考えず、老後資金や5年、10年後の資産づくりと考えて、分割して仕込んでいく事が大事なんですね。
まとめ
- コロナショックは株価が思い切り下がっているので、買い増しや新たに投資を始めるチャンス
- 買うなら、この1年でいくらまで投資に使っていいのか決める
- その金額を12ヶ月で割って、毎月同じ額を投資する
- コロナショックが終わったら、あとは価格が上がるのをじっくり楽しみに待つ
という戦略で資産を大きく増やすための仕込みのチャンスだと考えています。
みんながもうダメだ~って思っている時に行動するってなかなか難しいですけどね。
未来を見て、今種を撒くタイミングなんだなって感じてます。