なぜStripeはPaypalより商品が9倍売れるのか?メリット比較【個人向け】

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あなたは個人で自分が作った商品をWebサイト(WordPressなど)を通して、売ろうと考えていますか?もしくはすでに売っているかもしれません。

この際、クレジットカードやデビットカード、その他の支払い方法を受け付けたいとなった場合に必ず名前が上がる決済代行サービスが、
PaypalとStripeの2社です。

どちらも世界的に使われている決済サービスで、個人が情報や商品を売る場合でも使う事ができるので、大変重宝するサービスです。

10年ほど前は、Paypalが主流でしたが、最近はStripeの方が人気が高く、私も両方利用していますが、両方の決済手段をお客様に提示した時に、お客様が最終的に商品を買ってくれるのは、なんと9割がStripeです。

 

今回は、なぜStripeはPaypalより商品が売れるのか?というテーマで話していきます。

と言っても、PaypalにはPaypalにしかない優れた機能もあるので、適材適所で使い分けていく事が望ましいです。

 

なぜStripeはPaypalより商品が売れるのか?

StripeでもPaypalでも、Checkoutと呼ばれるクレジットカード決済を受け付ける決済画面があります。

このCheckoutは、StripeとPaypalどちらでも、ダッシュボードからポチポチ選ぶだけで、作成する事ができます。

しかし、クレジットカード払い画面として、Paypalの決済画面を出すのと、Stripeの決済画面を出すのでは、売上が大きく変わります。前述した通り、Stripeはスムースにお客様が買ってくれますが、Paypalはお客様が買わずに離脱してしまう確率が明らかに上がります。

理由は2つ

  • Paypalは会員登録が必要だから
  • Paypalは住所入力が必須だから

Stripeは会員登録不要で決済できるが、Paypalはアカウント作成が必要

Paypalは、クレジットカードで購入する際、多くの場合、会員登録(Paypalアカウントの作成)を求められます。どういう事か?商品を買うために、お客様がクレジットカード情報や住所などを入力するのですが、その支払いの過程で、多くの場合Paypalのアカウントを作成するように求められます。

PaypalもCheckoutという機能が実装されて以来、ゲスト決済といってアカウント作成なしでも買えるという事になってはいるのですが、顧客によってPaypalのシステムが、会員登録が必要と考えた場合、アカウント作成させられます。

 

アカウント作成自体は無料ですし、維持費などもかかりません。ログインすると、過去の支払い履歴が見れたり、サブスクをお客さん自ら解約できたり、次回から簡単に購入できたりと、Paypal会員として登録する事で多くのメリットがあります。

 

しかし、ただクレカで商品を買おうとしただけなのに、突然会員登録しますとなったら、お客さんからしたら「は?なんの会員登録?Paypalって何?私ただ商品買いたいだけなのに、なんで謎の会社の会員登録しなきゃいけないの?怖いんだけど!」となります。

実際に過去、私もPaypalだけを使っていた時は、お客様からこのような問い合わせを頂き、『楽天やアマゾンで会員登録するのと同じようなシステムでして。。』と説明するも、「なんか怖いから、だったらいいわ」とそれが理由で、買う気満々だったお客様に逃げられてしまった経験が複数回あります。

また、お客様のクレジットカード情報が、Paypalアカウントに登録されるため、不正利用されるのが怖いと考えるお客様もいます。

 

対して、Stripeには、会員登録など必要ありません。クレジットカード情報を入力し、連絡先Emailを入力。あとは購入ボタンを押すだけで、実にスムースに決済が完了します。配送が不要なら、住所入力もなしにできるので、お客様としてはとっても楽ですし、余計な個人情報を渡す必要がないという安心感もあります。

そりゃ、ほとんどのお客様はStripe決済の方を選ぶに決まってます。

 

もし、あなたが、同じような事で悩んでいたり、これから決済サービス導入を考えているのであれば、お客様が安心して気軽に支払いできるStripeを断然推奨します。

Paypalは、住所入力が必須

Paypalは、配送しない商品であっても、住所入力が求められます。Paypal会員として支払いするのであれば、パスワード入力だけで簡単に買えますが、そうでない場合、その点もお客様は煩雑に感じます。

対してStripeは、Emailとクレカ情報だけで決済を続行できるので、特に配送を必要としない場合、お客様の入力負担を大幅に下げ、気軽に購入を促す事ができます。

 

しかし、私自身、あえてStripeではなく、商品によってはPaypalを優先して設置する場合もあります。

では、ここで、StripeとPaypalのそれぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

 

StripeとPaypalの機能を比較

 StripePaypal
アカウント開設時の審査やや厳しい。商品によっては審査に通らない。審査の時点で玄人向けに感じて挫折する人もいる。JCBは別途審査があり、JCBだけ使えない事もある。ビジネスアカウント開設の必要があるが、審査は厳しくない。ジャンル問わず審査に通りやすく、JCBも新たな審査不要。
サブスク機能ありあり
サブスクの回数制限コードを書く事で一応可能。ダッシュボードからはできない。特定回数で自動解約できる。設定も簡単。分割払いと同じような事もできるが、顧客が自分で残りの支払いを解約し、払わないという選択も可能。
無料期間の設定可能可能
コンビニ払い(後払い)拡張機能として可能ではあるが、審査があり、使えるかは商品による(個人事業主の場合は3ヶ月以上の販売実績が必要)。なし
銀行引き落としないあり(対応銀行は)
銀行振込拡張機能として利用可能。なし
支払い完了メールと領収書支払い完了メールは飛ばない。コードで自作する必要あり。ただし領収書を自動送信したり、後から送信する機能があり、スイッチONするだけで簡単にできる。支払い完了メール(支払い明細)が設定不要で顧客に送付される。ただし領収書機能はなし。
支払い後に自動でメール送信コードを書く事で可能コードを書く事で可能
その他 支払時に多くの場合、会員登録が必要になる

Stripeは顧客がアカウント作成なしに気軽に買える分、我々売り手に対する審査もPaypalに比べて厳しい印象があります。ただ、審査に通らなかった場合も、ちゃんと日本語の丁寧なサポートが審査に通るコツを教えてくれます。それに沿って再トライすれば、通る事が多いです。

またVISAやMastercardはOKだけど、JCBカードだけ商品によっては審査に通らないなんて事がStripeだとあります。なのでStripeの決済画面で、なぜかエラーが出て買えないという顧客向けに、サブとしてPaypalも用意しておく事で、支払いに成功して買ってもらえたなんて事もあります。

また、サブスクの細かな設定が簡単にできたり、銀行引き落としなんていう機能があるのもPaypalの強みです。

 

StripeとPaypalの手数料の比較

決済サービス国内手数料海外手数料備考
Stripe3.6%3.6%一律で分かりやすい
Paypal3.6%+40円4.1%+40円少額商品の場合、固定費の40円が意外と負担

少額の商品を頻繁に売る場合はStripeの方が安く済む事が多いです。

決済サービス振込手数料
Stripe無料
Paypal5万円以上は無料。5万円未満は250円。ただしPaypal残高として支払いに使用可能。

また、Stripeの場合は、毎週売上を手数料無料で自動的に振り込んでくれます。Paypalの場合は、銀行に引き出すのに5万円未満だと手数料がかかります。

ただ、Paypal口座に残っている残高を使って、Paypal対応のお店で支払う事もできるので、引き出さずにそのまま支払いに使う事も可能ではあります。

 

結論:StripeもPaypalも両方持つべき

決済画面を自分のサイトに設置して商品を売るのであれば、購入時の心理的ハードルが低く、売上を伸ばしやすいStripeをまずは設置する事が断然おすすめです。

ただ、Stripeの審査に通らない、JCBだけ使えない、銀行引き落としを導入したいなど、バックアップ手段としてPaypalも大変便利なので、ぜひこちらも口座開設しておく事をおすすめします。

 

というわけで、なぜStripeはPaypalより商品が売れるのか?メリット比較【個人向け】でした。

 

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  • この記事を書いた人

Neby

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